海外への研究留学といっても留学先が資金を援助してくれるわけではありません。
カナダやアメリカでは国自体研究資金が豊富なので留学先の上司が研究費を持っていたら多少お給料は頂けます。
給料といってもよっぽど優秀な研究者でない限り年間300-400万程度です。
僕がカナダでポスドクをしていた時の給料などはそんな感じでした。
日本人が海外でポスドク研究者を康場合、どれだけ給料がもらえて、どんな生活できるのか気になりますよね?今回の記事では、カナ…
イギリスなどは日本と同じく国の研究費自体が少ないので基本的に滞在費は自分で何とかしてねといった感じです。
アメリカやイギリスの物価は日本とは比にならないくらい高いので、自分の資産に加え助成金がないと肉体的にも精神的にも安心した生活はできません。
以前の記事では留学が決まってから助成金を申請して獲得するまでの流れをご紹介しました。
留学ということ語学留学、研究留学、筋肉留学など様々な種類がありますよね。留学って響きは比較的プラスのイメージがあると思います。ただ実際にはお金もかかるし、簡単に行けるものではありません。僕は超高倍率の留学助成金を運よく勝ち取[…]
今回はその助成金の細かいところなどをご紹介できればと思います。
今記事がぴったりな方
・留学が決まったがお金が心配
・留学しているがあと一年延長したい
僕は眼科領域の者なので、眼科に特化した研究助成金もご紹介できればと思います。
もしお近くに留学を考えている方がいましたらご紹介いただけますと幸いです。
- 1 日本の医療系海外研究留学助成金約30選
- 1.1 日本学術振興会 海外特別研究員
- 1.2 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 HFSPフェローシップ
- 1.3 第一三共生命科学研究振興財団 海外留学奨学研究助成
- 1.4 国際医学研究振興財団
- 1.5 上原記念生命科学財団
- 1.6 内藤記念科学振興財団
- 1.7 山田科学振興財団 長期間派遣援助
- 1.8 公益財団法人アステラス病態代謝研究会
- 1.9 持田記念医学薬学振興財団 留学補助金交付
- 1.10 公益財団法人 東洋紡バイオテクノロジー研究財団
- 1.11 公益財団法人 武田科学振興財団
- 1.12 公益財団法人 日本生化学会 早石修記念海外留学助成
- 1.13 公益財団法人 先進医薬研究振興財団
- 1.14 公益財団法人 日米医学医療交流財団 海外留学支援プロジェクト
- 1.15 公益財団 安田記念医学財団 海外研究助成
- 1.16 公益財団 三越厚生事業団 三越海外留学渡航費助成
- 1.17 公益財団法人 中冨健康科学振興財団 留学助成金
- 1.18 神澤医学研究振興財団 海外留学助成金
- 1.19 新製剤技術とエンジニアリング振興基金 海外留学研究助成金
- 1.20 中谷医工計測技術振興財団 技術交流助成 留学プログラム【海外留学】
- 1.21 臨床薬理研究振興財団 海外留学助成金
- 1.22 公益財団法人 小児医学研究振興財団 海外留学フェローシップ
- 1.23 米国財団法人 野口医学研究所 Research Fellowship Program
- 1.24 Daiwa Foundation
- 1.25 サンスター財団 金田博夫研究助成基金 海外留学
- 1.26 公益財団法人 てんかん治療研究振興財団
- 1.27 公益財団法人 伊藤医薬学術交流財団 海外交流
- 1.28 公益財団法人 群馬健康医学振興会 海外留学助成
- 1.29 公益財団法人 コーセーコスメトロジー研究財団 国際交流助成
- 1.30 公益財団法人 滋賀医学国際協力会 医学系研究者海外渡航助成
- 1.31 公益財団法人 日本心臓財団・バイエル薬品 海外留学助成
- 2 眼科限定海外留学助成金もご紹介
- 3 さいごに
日本の医療系海外研究留学助成金約30選
以下沢山あるので30選くらいとさせてください(笑)
僕は、留学した年の2年前から留学を検討していたので、日本
他にもいくつかあると思いますが僕が申請したものを含め色々まと
当たり前なのですが、申請する前に留学先の上司と密に連絡をとりどういった研究テーマにするか決めないと申請できません。
ほぼ完全書類審査なので「これまでのご自身の業績」と「留学先でのテーマ」が非常に重要になります。
以下に各助成金の「申請資格」「助成期間」「助成金額」「助成件数」「受付時期」を抜粋しました。
各条件は年々少しずつ変更されるので、詳細や申請書などは各助成金サイトをしっかり確認してください!
日本学術振興会 海外特別研究員
申請資格
- 日本の大学等学術研究機関に所属する研究者、又は当該研究者を志望する者
- 博士の学位を取得後5年未満の者
- 大学等研究機関の常勤研究職歴が過去通算して5年未満の者
- 日本国籍を持つ者、又は日本に永住を許可されている外国人
助成期間
- 2年間
助成金額
- 年額約450~620万円(派遣国によって異なる)
助成件数
- 約130件
受付期間
- 3月~ 5月
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 HFSPフェローシップ
長期フェローシップ(LTF):生物学分野の博士号を取得した応募者が、これまでの博士号やポスドクの研究とは大きく異なる生命科学分野のプロジェクトを提案し、専門性を広げるためのもの。
学際的フェローシップ(CDF):生命科学以外の分野(物理学、化学、数学、工学、コンピュータ科学など)で博士号を取得した申請者を対象。
申請資格
- 日本以外の国のホストラボへの留学であること
- 申請書が主筆執筆者となっている論文が1報以上、査読が行われている国際的な学術誌に発表あるいは掲載受理されていること
- 申請締切時に博士号取得から3年以内であること
- 応募翌年4月1日の時点でホストラボ/国の在籍期間が12ヶ月以内であること
助成期間
- 3年
助成金額
- 生活手当18万ドル+研究費7.2万ドル(米国)
助成件数
- 若干名
受付時期
- 長期フェローシップ:5月頃
- 学際的フェローシップ:9月頃
第一三共生命科学研究振興財団 海外留学奨学研究助成
申請資格
- 生命科学特に疾病の予防と治療に関する諸分野の基礎的研究並びに臨床への応用的研究に意欲的に取り組んでいる日本国内在住の若手研究者
- 留学期間は2年以上
- 留学先機関は海外の優れた大学等非営利の研究機関とする
- 過去に海外留学の経験がなく且つ助成採択後に出国する研究者
- 大型の助成の交付を受けている者は対象外
助成期間
- 2年間
助成金額
- 1件あたり1,500万円(年額750万円を2年間)
助成件数
- 5件(うち1件は女性優先)
受付時期
- 6月~7月
国際医学研究振興財団
申請資格
- 日本国籍を有する者、または日本への永住が許可されている者
- 書類締切日に満40歳未満の者(女性研究者は45歳未満)あるいは、学位取得後5年未満の者
- 博士号をすでに有するかまたはそれと同等以上の研究業績を有する者
- 海外での研究予定期間が2年以上の者
- 過去に1年以上の研究留学の経験がない者
- 海外の学術研究機関による受け入れの承諾を得ている者
助成期間
- 原則2年間
助成金額
- 1年あたり最大600万円(税金保険料は個人負担)
助成件数
- 5名
受付期間
- 6月~8月
上原記念生命科学財団
リサーチフェローシップ I(1年以上), II(1年未満)
申請資格
- 37歳まで(6年制学部卒業者40歳まで)
- 博士号を有するか、またはそれと同等以上の研究業績を有する者
- 当財団の助成期間中の年収※が750万円以下の者
- 1年以上の海外留学を受け入れる大学等学術研究機関が決定している者
- 既に留学中で翌年以降まで留学が決定している者
- 過去の受領者、学生として留学する者、通算2年以上の留学経験者、民間企業に所属する研究者は対象外
- 他機関・他財団の大型助成(250万円以上)との重複受領は認めない
助成期間
- I(1年以上), II(1年未満)
助成金額
- I(1年以上)1件500-600万円/年
- II(1年未満)1件45-50万円/月
助成件数
- I, II 合わせて60件
受付時期
- 9月頃
ポストドクトラルフェローシップ I(1年以上), II(1年未満)
申請資格
- 33歳まで(6年制学部卒業者は35歳まで)
- 博士号を有するか、翌年取得見込の者
- 当財団の助成期間中の年収※が300万円以下の者
- 1年以上の海外留学を受け入れる大学等学術研究機関が決定している者
- または既に留学中で翌年まで留学が決定している者
- 過去の助成金受領者、翌年に帰国予定の者、学生として留学する者、通算2年以上留学経験がある者、民間企業に所属する研究者
- 他機関・他財団の大型助成(250万円以上)との重複受領は認めない
助成期間
- I(1年以上), II(1年未満)
助成金額
- I(1年以上)1件500-600万円/年
- II(1年未満)1件45-50万円/月
助成件数
- I, II 合わせて30件
受付時期
- 9月頃
内藤記念科学振興財団
申請資格
- 博士号を持つか、出発日までに取得見込みの研究者で、日本の研究機関に所属する者
- 学生として海外の大学・大学院への留学は対象外
- 申請締切日時点で博士号を取得して 8 年未満且つ 40歳まで
- 留学先研究機関の責任者又は受入研究室の責任者の承諾を得ている者(要受入先承諾書の提出)
- 1 年以上留学する者
- 留学先から一時帰国し再度出発する者は対象外
- 営利団体や企業の研究機関に所属している、営利目的の民間研究所等への留学は対象外
- 他機関から総額 200 万円以上の留学助成金あるいはフェローシップを受領する者は重複受領不可
- 以下の助成金に申請中もしくは助成期間中の場合、本助成金を申請することができない。
- 内藤記念科学奨励金・研究助成
- 内藤記念科学奨励金・若手ステップアップ研究助成
- 内藤記念女性研究者研究助成金
- 内藤記念次世代育成支援研究助成金
- 内藤記念海外研究留学助成金
助成期間
- 1年以上
助成金額
- 1件 700 万円
助成件数
- 5件以上
受付時期
- 9月頃
山田科学振興財団 長期間派遣援助
申請資格
- 日本国籍を有する研究者、もしくは日本の研究機関に所属する研究者
- 上記を代表者とする研究グループ
助成期間
- 個人A(1か月~6か月未満)
- 個人B(6カ月~1年間)
- グループ(1か月~1年間、最長2年間)
助成金額
- 個人A 100万円/件
- 個人B 200万円/件
- グループ 200万円/件
助成件数
- 個人・グループに関わらず6件程度(女性研究者2名以上を含む)
受付時期
- 10月頃
公益財団法人アステラス病態代謝研究会
申請資格
以下の3つをすべて満たし1年間以上の留学する研究者(申請時に既に留学している研究者も応募可)
- これまで1回 1年間以上の海外留学の経験がない(1回で1年未満はOK)
- 留学先、日本の所属機関、日本国内の助成機関からの年間の収入の合計が1,000万円未満
- 博士号取得済み、もしくは出国日までに博士号取得見込みの研究者
助成期間
- 1年以上
助成金額
- 770万円
助成件数
- 11件
受付時期
- 4月~5月頃
持田記念医学薬学振興財団 留学補助金交付
申請資格
- 国内又は海外留学を対象期間に開始し、1年以上留学する45歳までの研究者
- 対象期間前から既に留学を開始している者及び以前に当財団留学補助金交付者は対象とならない
- 専門分野未確定の学生ならびに企業所属の研究者も対象外助成期間
助成金額
- 50万円
助成件数
- 20件
受付時期
- 3月~5月頃
公益財団法人 東洋紡バイオテクノロジー研究財団
申請資格
以下のいずれをも満足する者
- 39歳以下で初めての海外留学であること
- 博士号取得者又は取得見込みの者
- 留学時に休職扱い又は退職となる大学職員や公的研究機関の研究員など
助成期間
- 1年間
助成金額
- 550万
助成件数
記載なし
受付時期
- 7月~8月
公益財団法人 武田科学振興財団
申請資格
- 日本国籍保持者、または永住者で、留学出立年度末に37歳以下の者
- 医師資格(MD)を有し且つ博士号(PhD)保持者またはPhD取得を目指す大学院博士課程在籍者
- 国内在住で2年以上の留学を受け入れる海外の学術研究機関が内定している者
- 募集する留学出立年度内(4月1日~翌年3月31日)に海外へ出立できる者
- 所属大学や病院など、所属する機関長からの推薦を受けられる者
- 留学中の年間収入が本奨学金を除いて600万円以下の者
助成期間
- 2年(最長4年)
助成金額
- 海外渡航費往復40万円と滞在費年480万円
助成件数
- 10件
受付時期
- 10月頃
公益財団法人 日本生化学会 早石修記念海外留学助成
申請資格
- 生化学に関わる生命科学全般の研究に意欲的に従事している者
- 応募時に公益社団法人 日本生化学会の会員であること
- 日本在住または将来日本の生命科学に貢献できる者
- 1 年以上の研究を継続できる者(すでに留学中の者も対象)
- 留学先は問わず過去に本助成を受けていないものを優先
- 原則として学位(博士)を取得したものまたは取得見込みの者
- 年齢不問だが年齢の上限は学位(博士)取得から 10 年程度以内
助成期間
- 1年間
助成金額
- 500万円
助成件数
- 8件
受付時期
- 7月頃
公益財団法人 先進医薬研究振興財団
申請資格
精神薬療分野、血液医学分野、循環医学分野ともに共通
- 日本国籍を有し日本に在住する者
- 国内の医療施設またはそれに準ずる研究機関に所属する医師または研究者
- 応募時 39 歳以下で海外留学の経験のない者
- 大学及びその付属機関においては教授、研究所及び研究施設においては部門長の推薦を受けた者
- 博士号取得者、あるいはそれと同等以上の能力を有する者
- 留学先の受入承諾を得ている者、または承諾を得る見込みのある者
- 1 年以上留学する者
- 他の機関より総額 200 万円を超える留学助成金の支給を受けていないこと
助成期間
- 1年以上
助成金額
- 500万
助成件数
- 各分野それぞれ2件ずつ程度
受付時期
- 4月~6月頃
公益財団法人 日米医学医療交流財団 海外留学支援プロジェクト
申請資格
連携対象医療機関が医師を雇用し留学派遣する
- 助成を希望する医師は
- 留学前2年間当該医療機関に勤務
- 留学終了後最低1年間当該医療機関に勤務し研修指導を担当
- 当該医療機関は
- 留学前2年間助成を希望する医師を常勤医師として雇用
- レジデント留学中の3年間: 300万円/年の留学助成
- 留学終了後最低1年間は助成を受けた医師を常勤医師として雇用
*原則として留学先は助成を希望する医師が各自で確保
*上記は臨床留学の場合を想定した基本型だが、研究留学やMPH留学の場合は、勤務期間・留学期間が異なることがある
助成期間
- 3年間
助成金額
- 300万円/年
助成件数
- 記載なし
受付時期
- 問い合わせ
公益財団 安田記念医学財団 海外研究助成
申請資格
- 大学の医学部、医科大学、医学研究所、癌中核病院等において、癌に対する治療・研究に従事している者
- 国外(主として欧米)において実施した方が効率的である研究課題を持ち、帰国後も癌制圧事業に携わる熱意のある研究者
- 申請時国内在住者に限る
助成期間
- 1年以上
助成金額
- 150万円
助成件数
- 3件
受付時期
- 6月ごろ
公益財団 三越厚生事業団 三越海外留学渡航費助成
申請資格
- 東京都並びに東京都近隣4県(千葉、埼玉、山梨、神奈川)に所在の大学医学部・薬学部、 医学研究施設に所属する職員
- 東京都内の病院に所属する職員
- 東京都近隣4県(千葉、埼玉、山梨、神奈川)に所在する300床以上を有する病院等に所属する職員
- 基礎及び臨床医学に関する研究者
- 留学に際して他財団等から同様の目的で助成を受けていない者
- 新たに海外留学に出立する者または現在海外留学中で助成を希望する者
- 1年以上の海外留学を受け入れる大学等学術研究機関が決定している者
- 過去に本助成を受けたことのない者
助成期間
- 1年以上
助成金額
- 300万円
助成件数
- 複数
受付時期
- 6月頃
公益財団法人 中冨健康科学振興財団 留学助成金
申請資格
- 下記の研究対象の領域に関する研究を行い所属する施設の学部長あるいは施設長の推薦を受け1年以上国内及び海外留学を行う者
- 施設長、病院長、学長、教授などは申請不可
- 応募開始時点で35歳未満の方
- 健康の維持・増進に関する医学的・薬学的研究
- 課題番号1 筋骨格系及び結合織の機能保持に関する研究
- 課題番号2 皮膚の健康と老化防止に関する基礎的研究
- 課題番号3 機能低下、個人差等による薬物等の体内動態に関する研究
- 課題番号4 疼痛治療に関する研究
- 運動を主体とする健康増進に関する科学の研究
- 課題番号5 運動を中心とした健康増進に関する研究
助成期間
- 1年以上
助成金額
- 50万円
助成件数
- 8件
受付時期
- 7月~9月頃
神澤医学研究振興財団 海外留学助成金
申請資格
- 下記の研究対象領域に属する基礎又は臨床研究のため、期間1年以上の海外留学を行う日本国内の所属機関在籍の41歳未満の若手研究
- リプロダクティヴ・エイジの女性に発現する各種疾患の成因、予防、診断、治療等に関する研究
- 加齢と共に女性に発現する各種疾患の成因、予防、診断、治療等に関する研究
助成期間
- 1年以上
助成金額
- 50万円
助成件数
- 4件
受付時期
- 6月~9月頃
新製剤技術とエンジニアリング振興基金 海外留学研究助成金
申請資格
- 前期・後期共、応募締切り時点で満 40 歳未満の若手製剤技術研究者
- 前期・後期共、応募締切り時点で日本国内の製薬会社・大学・研究機関等に常勤で在籍、もしくは日本国内の大学博士課程前期終了以上に在籍し、「製剤開発」「製剤技術」「製剤プロセスエンジニアリング」の 3 分野いずれかの研究活動に従事する者
- 上記 3 分野の研究活動を目的とした海外留学を自ら希望し、留学先研究機関の責任者または受入研究室の責任者の承諾を得ている者
- 申請日より1年以内に留学に出発する者
助成期間
- 記載なし
助成金額
- 100万円
助成件数
- 2件
受付時期
- 前期:12月~5月
- 後期:6月~11月
中谷医工計測技術振興財団 技術交流助成 留学プログラム【海外留学】
申請資格
- 大学およびこれに準ずる研究機関に属する研究者(大学院生は留学先で博士課程に入学する方)または技術者
- 現在の所属機関からの留学ではなく、一旦、休学・休職等をし私費で留学する者
- 留学者本人が募集締切日に40歳以下の方で日本国籍または永住権を有する者
- 既に留学中の者は対象外
助成期間
- 短期留学:1ヶ月以上〜1年未満(11ヶ月間)
- 長期留学:1年以上〜最大3年
助成金額
- 月額25万円 + 渡航費(上限30万円)
助成件数
- 特に定めず申請状況等による
受付時期
- 第1回:3月~4月
- 第2回:9月~10月
臨床薬理研究振興財団 海外留学助成金
申請資格
- 公募ではなく財団理事、評議員、顧問、選考委員並びに選考委員会において選出された臨床薬理学に造詣の深い学識経験者からの推薦
- 臨床薬理研究を志す40歳未満の研究者
助成期間
- 2年間
助成金額
- 350万円
助成件数
- 1件
受付時期
- 6月~8月頃
公益財団法人 小児医学研究振興財団 海外留学フェローシップ
小児科領域全般(①) 子どもの心の問題(②)に関する研究
申請資格
- 日本国籍を有するわが国の大学、医療機関、研究機関に所属する小児科医師および小児医学研究者
- 具体的な研究または研修計画を提示できること
- 研究終了後 1 年以内に研究報告書の提出ができること
- 40 歳未満
助成期間
- ①1年以内
- ②6カ月程度
助成金額
- ① 350万円
- ② 150万円
助成件数
- 記載なし
受付時期
- 12月頃
米国財団法人 野口医学研究所 Research Fellowship Program
申請資格
- 帰国後、本研究で学んだ内容を日本の医学教育に役立てる立場の勤務先が確保されていること
助成期間
- 1~2年間
助成金額
- 滞在費:$55,000/年(分割して毎月支給)
- 渡航費及び学会参加費:$5,000
助成件数
- 1件
受付時期
- 11月頃
Daiwa Foundation
イギリスと日本の共同研究に支給される助成金。
奨励助成と重点助成の2種類あり、奨励助成は£7,000、重点助成は£15,000になります。
年に2回募集しており、期限は3月31日までと9月30日まで。
色々な分野が殺到するのが予想されれますが、イギリスと日本の交流に限られるのでそこまで倍率は高くないかもしれません。
応募資格や助成金額などの年々少しずつ変更されるのでサイトでしっかりチェックしてください。
サンスター財団 金田博夫研究助成基金 海外留学
申請資格
- 学位(博士号)を有するか取得済みの研究者
- 4月1日現在満39歳以下
- 原則として4月~同年9月の間に出発し留学が開始できる者
- 留学先で研究内容について討議ができる程度の英語力を有する者
- 本助成の趣旨を達成するための充分な知識と業績を有する者
- 他の同趣旨の奨学資金等を重複して受給しない者
- 推薦者要件を満たしている者。
- 過去に本助成を受けた者は対象外
助成期間
- 2年間
助成金額
- 11万ドル+100万円
助成件数
- 2名(原則 歯科系1名、医科系1名)
受付時期
- 4月~6月頃
公益財団法人 てんかん治療研究振興財団
申請資格
- 申請者は申請時に日本国内における研究・医療機関に所属する者
- 申請する内容は助成金交付後 1 年以内に実施
- 所属機関長の留学に関する承諾書が必要
- 留学予定先からの承諾書が必要
- 学会参加は対象外
- 過去に海外留学助成金を受領した者は応募できない
助成期間
- 1年間
助成金額
- 25万円
助成件数
- 2件
受付時期
- 10月~11月
公益財団法人 伊藤医薬学術交流財団 海外交流
申請資格
- 北海道における医学、薬学、保健学、医用工学、歯学、獣医学の医薬の分野に関する研究者の海外留学及び国際学会出席に係る費用の助成
- およそ6ヶ月以上にわたり海外の大学、研究機関において研究、研修に努める者(原則として50歳未満)
- 海外の学会、研究会、研修会等へ参加する者(原則として60歳未満)
- WEBを利用した海外の学会、研究会、研修会等へ参加する者(原則として60歳未満)
助成期間
- 1年
助成金額
- 海外留学:100万円以内
- 国際学会出席:30万円以内
- WEB国際学会出席:10万円
助成件数
- 海外留学:20~30件程度
- 国際学会出席(WEB含):10件程度
受付時期
- 2月~3月
公益財団法人 群馬健康医学振興会 海外留学助成
申請資格
- 医学、医療及び福祉の領域の従事者
- 一定の研究業績を有する研究者で、群馬県に在住又は勤務若しくは将来群馬県の医学、医療及び福祉の発展に寄与しうる者
- 助成金支給年度の4月1日現在40歳未満の者
- 選考委員会により最終候補者として選出された時点において、他の団体、機関等か総額200万円を超える奨学金を受けていないこと
- 採択決定後1年以内に渡航すること
- 原則として海外の研究機関等に6か月以上滞在して研究すること
- 帰国後、6ヶ月以内に海外留学助成報告書を提出すること
- 海外留学中の研究成果を発表する場合本助成金の助成による旨を書き添えること
助成期間
- 6カ月以上
助成金額
- 50万円
助成件数
- 1件
受付時期
- 7月~2月頃
公益財団法人 コーセーコスメトロジー研究財団 国際交流助成
申請資格
- 美しく豊かな人間生活の実現に寄与し得るコスメトロジーおよび関連研究(化粧品物性、素材 化粧文化、化粧心理、皮膚科学等)に意欲的に取組み、海外にでかける研究者への派遣費用の助成
- 海外研究員を招聘する受入責任者への助成。主に海外国際学会等への出席のための派遣費用援助とし、留学の場合は往復旅費および滞在費(但し総額50万円まで)を援助
- 詳細は財団事務局まで問合せ
助成期間
- 記載なし
助成金額
- 50万円
助成件数
- 他含め年間4件まで
受付時期
- 12月~8月
公益財団法人 滋賀医学国際協力会 医学系研究者海外渡航助成
申請資格
- 滋賀県内の教育・研究機関又は医療機関に在籍し、国際学会または共同研究等のため海外渡航を行う医学系研究者(大学院生を含む)
助成期間
- 記載なし
助成金額
- 15万
助成件数
- 3件程度
受付時期
- 4月~5月
公益財団法人 日本心臓財団・バイエル薬品 海外留学助成
申請資格
次の事項のすべてに適合する者
- 初めての海外留学、40歳未満、日本在住である
- 1年以上留学することとし帰国後日本の学術振興に寄与すること
- 留学先研究機関の責任者または受入者の承諾を得ていること
- 一定の研究業績を有すること
- 対象期間に出国すること
- 選考決定後、留学前に留学先を変更した場合や期間内に出発の予定が決まらない場合は取消すこともあり得る
助成期間
- 1年以上
助成金額
- 300万円
助成件数
- 10件
受付時期
- 10月~1月
眼科限定海外留学助成金もご紹介
先程ご紹介した海外留学助成金は基礎も臨床も含めた全分野を対象としているので倍率がかなり高いです。
しかし、ここでご紹介する海外留学助成金は眼科に限定されたものなので倍率がかなり下がります。
また眼科の中でも専門分野別に分かれるので更に倍率が下がります。
絶対に申請してくださいね!
日本アイバンク協会海外研究助成
申請資格
常勤的職に就いているかどうかは問わない(既に海外で研究中の者も含む)が次のいづれにも該当する者
- 申請時45歳未満
- 海外での受入研究機関の責任者、又は研究指導者の承認を得ている者
- 角膜の研究
助成期間
- 半年または1年
助成金額
- 1人当たり100万~250万円(ただし、生活費は含まない)
助成件数
- 2~6名
受付時期
- 6月~8月
日本アルコン Alcon Japan Award 海外フェローシップ
申請資格
- 眼科における臨床分野の進歩に大きく貢献し、今後も活躍が期待される40歳以下の眼科医
- 眼科専門領域において十分な経験をもつ医師
- 受賞者はしかるべき大学、研究施あるいはクリニックのフェローシップ支援プログラムに参加
- 応募時点で海外フェローシップを行った経験のある医師、応募時点で既に留学先が確定している医師は選考の対象外
- 選考委員会が認める公的助成金の受領は可とするが、本賞以外の助成金を受ける予定のある応募者は、必ず事前に事務局まで申し出ること
助成期間
- 記載なし
助成金額
- 5万ドル
助成件数
- 2件
受付時期
- 7月~11月頃
北澤克明記念緑内障学研究助成金(北澤賞)
申請資格
- 緑内障全般及び神経疾患領域を含む基礎・臨床への研究助成(I)
日本国民の利益になることを目指し、新規性、独創性への情熱を持って研究に当たっている研究者を助成 - 緑内障学研究のための海外留学助成(II)
将来的に日本国民の利益になることを目指し、世界観を持って学問を深く追及する目的で留学を希望する研究者を奨励助成
助成期間
- 1年間
助成金額
- 100万円
助成件数
- (I)と(II)合わせて3件
受付時期
- 12月~1月頃
さいごに
今回は、これから留学する方、既にしている方に向けた日本の医療系海外留学助成金約30選をご紹介しました。
また、眼科限定の留学助成金3選もご紹介させて頂きました。
書類作成は大変ですが、テーマが決まって1つ全力で作成すればあとはそれを修正して色々なところに出すだけです。
時間と心にゆとりがあるときに作成することをお勧めします。
留学に向けて英会話もなって心配している人は是非こちらもご活用ください。
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