前回の記事では説明が一番難しい視野検査の検査英語のお話しでした。
前回は眼科検査英語の視力検査編でした。
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第4回の今回はハンフリー視[…]
第5回の今回は眼科の眼底検査では欠かせない散瞳の英語説明です。
先生からこの方の散瞳までお願いしますと頼まれた視能訓練士ORT や看護師Ns の皆さんどうしますか?
散瞳剤を無言で点眼されたらびっくりしますよね。
だって半日くらい瞳孔開いた状態ですから…。
しかも欧米人の特に白人の方々は色素が少ないので光に弱く、物凄く眩しがりますからね。
たまにスポーツしていて目の近くにボールが当たったと外傷で外国人の方がいらっしゃいます。
そんな時に外来で働く視能訓練士ORT や看護師Ns が外国人の方に説明できるように自動音声読み上げ機能付きでまとめました。
散瞳検査は日本人でもトラブルになることがあるので、英語で説明をできるようにしましょう。
散瞳の説明
通常の検査では散瞳はしませんが、何かしらの理由があって散瞳しますよね。
その理由は眼底検査または眼底写真なので
眼底検査のために瞳孔を広げる目薬を差します。
These drops dilate the pupil for taking a look at the back of the eye.
目薬は eye drops と複数形になるので This eye drop ではなく These eye drops になります。
眼底は fundus でも良いと思いますが、我々が良く使う「目の奥の」という砕いた表現は back of the eye になります。
初めて散瞳剤使う方も多いと思うので一つ質問してあげると良いでしょう。
これまでに散瞳する点眼薬を差したことありますか?
Have you ever used eye drops for pupil dilation?
もし経験が無ければ散瞳がどれくらい続いてどんな見え方にやるか説明しないといけませんね。
散瞳はおよそ半日くらい続きます。瞳孔がが元に戻るまでは眩しく感じて見え方がだいぶ悪くなります。散瞳している間は車や自転車の運転は避けてください。
Pupil dilation will last approximately half a day. You will feel a little glare, and your vision will decline until your pupil returns to original size. Please avoid driving a car or riding a bicycle during pupil is dilated.
last と聞くと終わりをイメージすると思いますが、効き目が続くという意味でよく使います。
half a day は半日を意味しますが、half a month (半月)、half a year (半年) など色々使い場面が多いので覚えておくと良いですよ。
glare は眩しさを意味しますが、カタカナでグレアと使っているので馴染みがあると思います。
一通り説明が終わったら点眼しましょう。
両眼(右眼/左眼)に目薬を差します。顎を上げて目線を上に向けて下さい。
Let me put eye drops in your eyes (right/left eye). Please lift your chin up and turn your eyes upward.
この時に一緒に自分もジェスチャーを使ってこれくらい上げてというニュアンス出すと良いですよ。
外国人はホリが深いのにちょっとしか顔を上げてくれなくてやりにくい方がたまにいました。
点眼をしたら大体どれくらいで効き目が出るか伝えないといけませんね。
散瞳するまでに20分から30分かかります。待合エリア (受付エリア) でお待ちください。
It will take about 30 minutes for pupil dilation. Please wait at waiting (reception) area.
次が診察の場合は、診察であることをお伝えしましょう。
次は先生の診察です。
Next is Dr’s consultation.
診察の前に眼底写真またはOCTの撮影がある場合は
次は眼底写真をお撮りしますのでもう一度お呼びします。
Next, I’m going to take photographs of back of the eyes. I’ll call your name again.
fundus photograph で眼底写真と言えますが。photographs of back of your eyes で目の奥の写真と優しい表現になります。
散瞳検査は初めてやると結構眩しく感じるので不快に感じませんでしたか?
点眼する前にしっかり説明すると外国人の方も安心すると思います。
さいごに
今回の第5回の記事では、眼科検査における散瞳を英語表現で自動音声読み上げ機能付きでまとめてみました。
視能訓練士ORT や看護師Ns が日々の外来で使っているセリフそのままを再現してみました。
初めて日本で散瞳した外国人に「日本で変な目薬さされた」と思われないようにしっかり説明しましょう。
次回はOCTを英語で説明してみたいと思います。
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