眼科検査の英語表現を徹底解説!自動音声読み上げ機能付き【①患者さんの呼び方と説明編】視能訓練士・看護師必見!

眼科の検査をしている視能訓練士や看護師は毎日同じセリフを言っていると思います。

このセリフ英語でなんて言うのかな?外国人の患者さんが来たら英語で伝えたいな。

と思った事はありませんか?

僕は一応イギリスとカナダで博士研究員を3.5年やっていました。

そこまで英語は得意ではないのですが、周りの人が使っていた英語などを参考にお伝え出来たらなと思います。

これから何回かに分けて眼科検査の英語表現をお伝えします。

眼科英語シリーズ予定

① 患者さんの呼び方と説明編

② レフ 眼圧ノンコン編

③ 視力検査編

④ ハンフリー視野検査編

⑤ 散瞳編

⑥ 光干渉断層計OCT編

⑦ 受付問診票編

第1回の今回の記事では、患者さんの呼び方と説明をまとめました。

患者さんの敬称

日本では受付番号で呼ぶことが多いですが、OOさんと名字で呼ぶこともありますよね。

このOOさんという呼び方は男性にも女性にも通じるので日本語の便利なところです。

残念ながら英語にはないので男性と女性を分けなくてはいけません。

男性 → Mr. OO XX (ミスター)

女性 → Ms. OO XX (ミズ)

基本的に公共の場で呼ぶときはフルネームです (OOは名前、XXは名字)。

男性は全員シンプルに Mr. で良いので簡単です。

女性は3パターンあり、既婚 Mrs. (ミセス or ミスィズ)未婚 Miss. (ミス)既婚か未婚か不明 Ms. (ミズ) になります。

病院など初対面で見た目で分からないときは Ms. OO XX と呼ぶのが無難です。

間違えても激怒する人はいませんが礼儀として。

また、カルテの名前だけで性別が分からないこともありますよね?

性別不明 → 敬称なしのフルネーム

通常は敬称なしのフルネームで呼ぶのが一般的でした。

イギリスは敬称に厳しく、カルテに敬称がちゃんと記載されていたのでそれ通りに呼ぶのが礼儀でした。

イギリスでは性別関係なく以下のような敬称がありました。

Sir (サー) → 勲爵士や準男爵

Prof. (プロフ) → 教授

Dr. (ドクター) → 医師や博士号取得者

さすがに Sir の方はそこまで多くありませんが、たまにいらっしゃるので気が引き締まりました。

検査室に呼ぶ

ふだん我々は、「OOさん検査室にお越しください」とか「OOさん1番診察室にお入りください」といったセリフを使うと思います。

OOさんに該当する部分は上記でお話しした通りです。

XXにお越し下さいやXXにお入り下さいは please come in the XX になります。

OOさん検査室にお越しください

Mr. OO XX, please come in the examination room.  

OOさん1番診察室にお入りください

Ms. OO XX, please come in the consultation room No 1.

海外では診察室内に検査機器があり1部屋で大体が完結するような作りになっています。

そのため room 1 とか room 3 とかしか言っていませんでした。

そのため外国人からしたら examination room (検査室) と consultation room (診察室) の違いが分からないかもしれません  

そういった時は直接案内してあげましょう。

私についてきてください

(Please) follow me.

なぜ()が付いているかというと、実際に面と向かっている時は相手を敬っている態度や表情が出ているからです。

そういった場合は Please を必ず付ける必要はありません。

逆にマイクでアナウンスするときなどは Please を付けて丁寧な言葉を話しましょう。

外個人だからフランクに接しなきゃなんて勘違いはしない方が良いですよ。

病院などかしこまったところでは日本同様に礼儀がしっかりあります。

座らせて検査の説明

患者さんが検査室にやってきました。

最初に言うセリフは挨拶ですね。

基本的には朝でも夕方でも Hello で構いませんが、Hello の後に Mr. XX や Ms. XX のように名字を呼ぶと安心感がでます

海外でも本人確認のために名前をフルネームで名乗ってもらいます。

本人確認のためお名前をフルネームで教えてください。

(Please) tell me your full name for identification.

 

本人確認のためお名前をフルネームで教えて頂けますでしょうか? (丁寧)

Could you please tell me your full name for identification. 

日本の病院で且つ眼科にくる外国人は間違えることがないので日本では必要ありませんが念のため。

本人確認ができたらこれから何をするか説明しないといけませんね。

初診できたらレフケラ、眼圧 (ノンコン)、視力検査は必須ですよね。

診察の前に視力と眼圧の検査を行います。

・(please) let me check your eyesight and eye pressure before Dr’s consultation.

・I’m going to check your eyesight and eye pressure before Dr’s consultation.

視力というと Visual Acuity と言いたくなるところですが、医学用語なので結構患者さんから聞き返されることがあります。

眼圧も同様で、intraocular pressure も eye pressure といった方が伝わりやすいです、

eyesight は我々が言う「見え方」で、eye pressure は「目の硬さ」に相当する優しい表現でしょう。

さいごに

今回は眼科検査の英語表現における患者さんの呼び方や説明についてお話ししました。

日本語があまり堪能ではない外国人の方が来るとドキドキしますよね。

でも相手にとっての母国語を話してあげるとホッとして安心するものです。

ひらちゃんも海外にいた時に片言でも日本語を話してくれた方には安心感がありました。

明日からの臨床に役立てて頂けたら幸いです。

次回はレフ、視力検査の時のセリフについてお話ししたいと思います。

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