何とか論文を英語にしたけどこれをネイティブに直してもらいたいと思ったことはありませんか?
僕はあります。研究歴20年近いですけど毎回この気持ちです。
今回はそういった方の気持ちに応えるために僕のおススメ英文校正業者をご紹介したいと思います。
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英語論文の英文校正ってどうしてる?おススメ校正業者3選
僕は3年ほど海外留学経験がありますが英語には自信がありません。
そのため国際学会の Abstract でさえも英文校正業者に出します。
論文のレビューワーになったときの査読コメントでも英文校正業者に出します。
なんなら日本語論文の要旨の Abstract でもさえも英文校正業者に出します。
海外留学経験があるなら英文校正なんて必要ないでしょ?と思われるかもしれません。
でも英文校正業者に出します。その理由は以下の通りです。
必ず英文校正に出す理由
- ちゃんとした英語で書くと世界中の人が読んでくれるから
- 自分が死んだ後も後世に残るから
ジャパングリシュで意味不明な文章書いたら、研究内容が良くてもネイティブは読む気が失せてしまいます。
皆さんもそうだと思いますが、日本語が変な記事って集中して読めなくないですか?
それと同じ理由です。
また自分が死んだ後でも論文は後世に引き継がれ読まれることだってあります。
ずっと形に残る物なので英語ネイティブでない限り絶対に英文校正業者に出した方がよいです。
共同研究者にネイティブがいるのが一番良いのですが日本では中々その環境は無いですよね。
また、ただ英文校正業者に出せば良いわけではなく校正業者の質も大事になってきます。
沢山あってどれに出したらよいか分からないという方もいると思います。
今回は20回以上英文校正に出している経験から僕が良く使う英文校正業者3つを紹介したいと思います。
どの業者もスタンダードとプレミアム(プラス)の2段階あります。
スタンダード校正
- 校正が1回きり、校正レベルも「てにをは」の修正+α
プレミアム(又はプラス)校正
- 1年間またはその論文が掲載されるまで無料で何回も校正
- 英語の校正レベルの質も高い
こういった特性があるので依頼する原稿によって使い分ける必要があります。
それでは英文校正業者3選をご紹介します。
ELSEVIER Language Editing Service
ELSEVIER は海外の一流雑誌の出版社で、その出版社がやっている英文校正です。
海外の業者なのでやり取りは全部英語です。
個人的には一番校正された英語の質が高いと感じています。
気になる料金設定はこんな感じです(2023年1月現在)。
大体英語の論文を書くと6,000ワード以内なので、スタンダードで$320(約3万円)、プラスで$699(約7万)。
抄録のような 500ワード以下の物は ELSEVIER では高くつくのでおススメしません。
後ほど述べる コスパのよいAJE か 1ワード単位で値段が付く Editageエディテージ がお得です。
ELSEVIER の個人的な感想は以下の通りです。
ELSEVIER のイチオシなところ
- 英文の質がとにかく高い
- 研究に詳しい人に当たると内容の指摘もしてくれる
- アクセプト率が急に上がった
- プラスを選択すると1年間無制限で校正してくれる
- リジェクトのコメントの中で英語の質を指摘されたら返金してくれる
- 割引クーポンが結構送られてくる
ELSEVIER のイマイチなところ
- 値段が高い
- トラブルがたまにあるが英語対応なので大変
- クレジット or PayPal 払いのみ(JCB不可)
ELSEVIER がおススメな方
- インパクトのある海外雑誌に投稿する方
- 学位論文のような長編校正を必要とする方
- ハイレベルを追求する意識高い系の方
参考までにwebサイトを添付します。
因みにELSEVIER だけはこのサイトを経由しても特典はございません。
最近はトップジャーナルを常に狙っているので、ELSEVIER にはだいぶお世話になっています。
American Journal Expert (AJE)
AJEは僕が大学院時代からお世話になっている業者です。
AJEと言ったらコスパなのでお金が無かった大学院生時代は大変お世話になりました。
あまり英語もできなかったので英語も日本語も対応するという点でもAJEを選んでいました。
料金はこのような感じです(2023年1月現在)。
AJEはコスパが良いといっても短編の英文校正は少し高くつきます。
ただ 500ワード単位での料金設定なので ELSEVIER よりは安くなることがあります。
AJEの個人的な感想は以下の通りです。
AJEのイチオシなところ
- 日本語対応なので細かいニュアンスを伝えられる
- 値段が安いが英文校正の質は高い
- プレミアム校正でその論文が掲載されるまで無制限の校正
AJEのイマイチなところ
- 短編の英文校正が少し高くつく
- 料金が為替変動のため円安で高くなる
AJEがおススメな方
- 長期戦になりそうな研究論文を書いている方
- お得に高品質を求めたい方
- 英語があまり得意ではない方
プレミアム校正にするとその論文が掲載されるまで無制限の校正が一番ポイント高めです。
リジェクトが続いたり途中少し挫折したりすると長引きますからね。
この保証には本当に助けられました。
お得に高品質を求めたい方は以下の紹介URLを介して新規にアカウントを作成してみてください。
今だと初回$40(約5,000円)の割引クーポンが発行されます(いつまで続くか分かりません)。
良かったら使っちゃってください。
Editage エディテージ
最近は国際学会の Abstract と国際雑誌のレビュワーのコメントの校正によく利用しています。
何故かと言うとEditage では 1ワード単位での見積もりになるからです。
ELSEVIER や AJE では OO-OO ワードのようにワード数の幅で値段が設定されています。
そのためワード数によっては Editageエディテージの方がお得なんですよね。
Editageエディテージの料金設定はこちらです(2023年1月現在)。
国際学会の抄録などは、400ワードまでなど制限があり、この程度の文字数であれば Editage はお得です。
抄録程度であれば、「てにをは」を直してもらうだけなのでスタンダード校正で十分です。
Editage の個人的な感想は以下の通りです。
Editage のイチオシなところ
- 短編なら圧倒的に安い!Abstractには最適
- 完全日本語対応で細かいニュアンスを伝えられる
- 1 word 単位の見積もりなので他社より得することがある
Editage のイマイチなところ
- スタンダード校正だと「てにをは」レベルの修正
- トップジャーナルは超高額
Editage がおススメな方
- 質よりもまずは予算の方が大事
- Abstract だけサクサクっと校正してもらいたい
最近 Reviewer になることが増えて、自分が英語で書いたコメントが相手に上手く伝わるように、「てにをは」をしっかり直して頂いております。
Editage は時期によって通常の15%割引に加えて Amazon ギフト券のプレゼント企画があったりします。
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上記URLからサクセスしなくても注文フォームに「AZRAS」を入れると20%オフが適応されます!
なおこれらのクーポンは新規の方限定です!
実際に3社の料金を比較してみると
短編と長編の2つをを3社でシミュレーションしました。
ELSEVIERは為替定額なので表示金額のまま、AJEは為替変動あるのでUS$1 = 130円 で換算しました。
400ワードを校正した場合
如何でしょうか?
Abstract くらいの短編だとEditage が圧倒的に安いのが分かると思います。
では通常の英語論文の校正ではどうでしょうか。
6,000ワードを校正した場合
6000ワードくらいだと今度は ELSEVIER の方がお得になりますね。
ワード数によって値段が変わるのでうまく使い分けると節約できますね。
さいごに
今回は研究歴20年近い研究者御用達の英文校正業者の紹介でした。
英語論文は後世に形として残るものは必ず英文校正業者に出しましょう。
英文雑誌に投稿するような長編論文の校正は ELSEVIER または AJE。
Abstract やちょっとしたコメントなど短編の校正は Editage。
といった使い分けが個人的にはおススメかなと思います。
依頼した原稿に修正履歴とコメントなどが残ります。
自分の英語の癖なども分かり、英文校正に出すと勉強もになります。
英語が少し話せるようになりたいなという方はこちらも参考にしてください。
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